

動画と相性の良いプラットフォームはどれなの?
今年こそ「動画元年」と叫ばれる中、2016年に入ってより一層動画業界に関するニュースが巷で慌ただしく流れています。直近ではサイバーエージェントがLIVE動画プラットフォームの「Ameba FRESH!」をスタートさせるなど日々新しい動画メディアがこれまでにないほどのスピードで生まれています。
このように多くの動画プラットフォームが数多く乱立する中でどのプラットフォームに動画を流すと良いのでしょうか?今回は国内のSNSで多くのユーザー数を誇る「Twitter」と「Facebook」の2つに絞って比較してみたいと思います。
まずは利用ユーザー数について
動画を投稿する際に一つの指標となるのが「視聴回数」ですが、この視聴回数を上げるためには一人でも多くのユーザーがいる場所へ流すのが普通だと思います。では、FacebookとTwitterとではどちらの方がユーザー数を多く抱えるのでしょうか?

世界利用者数:3億2000万人
国内MAU(月間アクティブユーザ)数:3500万人(※2016年2月時点Twitter社公式発表)

世界利用者数:15億9000万人
国内ユーザー数:2500万人(2016年)(※Facebook社公式発表)
ユーザー数ではTwitterが優位?
ご覧いただきました通りユーザー数では意外にもTwitterの方が多く利用されているみたいです。ですが個人的にはTwitterよりもFacebookの方がより動画の投稿を見る回数は多い気がします。
Facebook上では1日に80億回もの視聴がされ、1億時間も視聴されているという正式発表にもあるようにFacebookの方がよりアクティブに動画活用されているといえそうです。
一方でTwitterも動画には力をいれており、LIVE配信アプリ「Periscope」での閲覧がTwitter上でもできるようになるなど、動画メニューの充実が伺えます。また、企業の動画広告の出稿も近年急増しておりダイレクトレスポンス系の動画からブランディング系の動画出稿も直近増えているみたいです。
Facebookの方が動画にマッチしている本当の理由
あくまでこれは筆者の個人的な意見ですが、やはりTwitterがFacebookに比べて動画に適していない理由として一番に思いつくのが「スクロールの速さ」ではないでしょうか?
Twitterを閲覧する際に下にスクロールするスピードというのはFacebookに比べて圧倒的に早いと感じます。故に、Twitter上で3秒ほど静止しないと視認できない「動画」はスルーされてしまう可能性が高いのではないかと思います。

また、もともとTwitterは「テキスト」ベースのサービスだったこともあり余計にスクロールするスピードが他のSNSよりも早くなったのではないかと思われます。
動画の王者「YouTube」を狙うFacebook
動画プラットフォームとしての地位を着実に築いているFacebookですが、やはり狙い撃つはYouTubeのポジション。先日の公式発表でFacebookは動画に対しての「指標」を【再生回数】ではなく【視聴時間】に重きを置くことを明らかにしました。
背景としてはこれまでFacebook上では3秒間自動再生されると視聴回数にカウントされるため実際に見ているのかどうかが分からないことにあります。これを受けてFacebookは最近リリースした計測機能として10秒以上の視聴された回数もカウントできるようになりました。
一方で王者YouTubeは既に2012年から「動画」の真の価値は視聴回数ではなく「視聴時間」、つまりエンゲージメントにあるという方針を掲げてきました。
2014年末の時点でYouTubeは既に1日の再生時間が「3億時間」を超えていたことを考えるとまだまだ動画プラットフォームの王者はそう簡単には揺らぎそうにはありませんね。
いかがでしたでしょうか?今回比較したのはTwitterとFacebookだけでしたが、InstagramやLINE LIVEなど他にも多くのプラットフォームがあるので是非色んな場所で動画を投稿してみてそれぞれの違い、特性を把握してみてはいかがでしょうか〜。
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