トランプ大統領の140文字で世界が動いた2017年
公式発表によると、2017/10に「Twittter」の国内アクティブ月間ユーザー数が4,500万人を超え、2017/4に世界のアクティブ月間ユーザー数が3億2,800万人を超えたそうです。日本国内のSNSサービスの中では、LINEに次いで多くのユーザーを獲得していることになります。
Twtitterの特長はなんといっても拡散性の高さ! リツイート機能で情報が瞬時に拡散されていくスピード感は、他のSNSサービスと比べても抜きん出ているといえます。
そんなTwitterを見事に活用して、世界を揺るがしているのがアメリカのトランプ大統領です。メディアを介さずTwitterで人々にダイレクトに訴えかける手法は「ツイッター政治」と呼ばれ、Twitterの存在の大きさが改めて注目されることになりました。大統領のTwitterフォロワー数は2018/3/7時点で4,800万人超ですが、その半数が偽アカウントであるという疑惑報道も出たり、何かと話題が尽きません。
ついに文字数制限を280文字に拡大へ
さて、Twitterといえば「140文字」の上限があることで知られていますが、2017/11/7にこのルールが変更され、英語などの言語でツイートの上限が280文字になりました。ただし日本語・中国語・韓国語はこれまで通り140文字のままです。
というのも、英語などアルファベット系の文字を使う言語は日本語や中国語に比べて1つのツイートに含められる情報量が少なく、140文字の制限が大きなデメリットになっていたためだそうです。Twitterが一部ユーザーを対象に280文字を上限にするテストを行った結果、「Twitterのスピードとシンプルさを保ちながら、より表現できるようにすることが達成できた」ので、各言語での制限拡大が始まったとのことです。
「スレッド機能」で複数ツイートをまとめて投稿できるように
(Twitter公式ブログより)
そういうわけで日本語の上限は140文字のままですが、それでは文字数が足りないというユーザーに朗報が! 2017/12に「スレッド機能」が加わり、Tweet作成画面に「+」ボタンを追加すればスレッドを簡単に作れるようになりました。複数のツイートにすべて書き込んでから一斉公開することもできますし、すでに公開したスレッドの「ツイートを追加」をクリックして新しくツイートを追加することもできるそうです。
デザイン変更などその他の新しい機能
(Twitter公式アカウントより)
2017/6に登場したバージョン7.0のアプリでは、アイコンが丸くなったり、メニューボタンの配置が変わったりと、デザインの大幅な変更がありました。
また、リプライ・RT・いいねが瞬時に更新されるようになりました。Twitter上でのコミュニケーションが、よりリアルタイムで行えるようになることが狙いだそうです。
(Twitter公式ブログより)
「もっと探す」タブの追加もありました。さまざまな情報にアクセスしやすくなることを目的に、「トレンド」「モーメント」「検索」の入口が1つにまとめられたものだそうですが、一部ユーザーからは「使いづらい」「元に戻してください」との声も出ているもようです…。
通信量を70%削減できる「Twitter Lite」の登場も。「Twitter Lite」のブラウザを立ち上げると、公式アプリよりを使うより30%読み込み速度が上がるそうです。
安全性向上のため新しいルールを開始
Twitter上での ヘイト行為や攻撃的な行為がたびたび問題になってきたことを鑑みて、2017/12/18から「Twitterルール」がスタートされました。ルールの中では、知的財産権、暴力性のある描写、非合法利用、ヘイト行為、なりすまし行為などについて触れられており、違反するとアカウント永久凍結などの処置がとられる可能性があるそうです。
そして「もし、Twitterにとっての健全性とはどのようなものであるかを定義し、その測定値の出し方についてお考えをお持ちの場合は、4月13日(金)までに下記からご提案書をお送りください」と、外部からの意見をオープンに公募(Twitterへの健全性指標測定への提案書を募集)しています。優れた提案者には助成金が出て、Twitterチームと共同で取り組みを行うことになるとのことです。
いっぽうで、時に攻撃的な発言もするトランプ大統領のアカウントをなぜ閉鎖しないのか、という意見もあるようです。それに対してTwitter側は、「世界的リーダーをTwitter上でブロックしたり、議論を呼ぶ彼らのツイートを削除することは、人々が読んで討論する権利を持つ重要な情報を隠すことになる。たとえブロックしたりツイートを削除してもそのリーダーを沈黙させることにはならないが、彼らの言動について必要な議論を妨げることになるだろう」と説明しているそうです(参考記事:Twitter、トランプ大統領のアカウントを停止しない理由を再度説明)。
どの内容までがOKで、どの内容からがNGなのか? 影響力が大きい分、Twitter側も健全性の線引きの判断に苦心しているのかもしれません。
全世界的には伸び悩み傾向だが…?
(「世界のTwitter月間アクティブユーザー数(2010-2017年)」statistaより)
Twitterの世界月間アクティブユーザー数の伸び率を見ると、以前の勢いはなくなり、2015年頃から伸び悩んでいます(statista調査)。
ところが今年、停滞期に入ったかと思いきや、第四半期の決算で、Twittterが上場以来初めての黒字を達成したことが発表されました。収益増、GAAP利益目標達成、5期連続DAU2桁成長達成と、今回の決算報告は嬉しいニュースが多く、それを受けて2018/2/8(米国時間)には株価が25%も急上昇したそうです。今までTwitterはユーザー数の多さに比べ、収益化のモデルが追いついていないことが赤字の原因とされてきましたが、地道な努力によってそれらを克服しつつあるようです。そもそもユーザー数の伸びが横ばいなのは、Twitterが偽アカウントやヘイトスピーチアカウントなどを一掃したからだという話もあります。果たしてこの先Twitterは停滞を脱出できるのでしょうか!?
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