
中国版LINE!?ユーザー数6億人超えの驚異のSNS
前回は中国版Twitterとしてご紹介しました「Weibo」ですが今回は中国のLINEとして称される中国最大のメッセージサービス「WeChat」についてご紹介!
微信「WeChat」の媒体プロフィール

月間MAU数(アクティブユーザー数):6億4950万人
運営会社:Tencent
※2015年9月時点
MAU数ではすでにLINE超え!?運営するのは時価総額1700億ドルのTencent!?
LINEの2015年末時点での世界MAU数が約2億1500万人であったことを考えるとWeChatの6億超えのユーザー数はWeibo同様に恐るべき規模ですね。機能自体はLINEとほぼ同様で知人間での連絡手段として活用されています。
インスタントメッセージSNSに関しては各国さまざまな特性があり、日本国内においてはLINEが圧倒的な市場シェアを築いていますが、世界的なシェアで見ると「WhatsAPP」のMAU数が10億人で現在世界ランキングで第1位です。(※2016年2月時点)
中国国内においては見ての通り、このWeChatがダントツのシェアを誇っているのですが注目すべきはこのサービスの運営会社Tencent(テンセント)の存在です。

この運営母体であるテンセントですが中国3大ネット企業BAT(Baidu/Alibaba/Tencent)のうちの一つとされ現在の世界時価総額ランキングでは24位にランクインしており、あの我らがトヨタ自動車の企業時価総額を超えているのです。※2016年2月時点
また、収益柱としてメッセージSNSだけではなく、ゲーム事業にも進出しておりあの世界的人気アプリのLeague of Legendsのライアットゲームズ社の親会社でもあります。テンセントはこのゲーム事業において世界的に影響力を近年急速に強めています。またQQという中国版SKYPEのようなサービスもあり、ユーザー数は8億人にも及びます。このようなWeChat以外にも多くの自社サービスがあり2015年上半期だけで総売り上げは9165億円と1兆円目前の勢いでした。
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介しました中国版LINEのWeChatですが、ユーザー数ではLINEを大きく上回る規模で急速に成長し、運営会社のテンセントはゲーム事業を中心に時価総額1700億ドルまで伸ばしており、もはや世界の名だたる企業として躍進しています。今後の中国ネット企業を代表するテンセントの動きに目が離せませんね。
それでは次回の中国ネット業界最新情報をお楽しみに🎶
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